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高校の文化祭にRadioheadが来た。もちろん夢の話だが。

一曲目は15 stepだった。俺は今まででこの曲を5回くらいしか聴いたことがない。この位置からはあいにくトム・ヨークの顔しか見えなかったが、さておきそれは素晴らしい演奏だった。沸き上がる歓声にトム・ヨークも満更ではなさそうだ。そもそも彼の顔はいつものような小難しい顔とは一線を画しており、よもや仏のような微笑みさえたたえてている。

また彼の日本語は「コンバンハ」程度のものからかなりの上達を遂げていた。というか、普通に日本語でMCをしていた。

その後はなぜか全校生徒の演奏する太鼓を聞かされて、そこで大量の汗を流して目をさました。そういえば夢で目を覚ましたのは今日はもう2回目である。

 

加湿器が轟音をたてて動き出していた。臭いセンサーの表示が真っ赤になっている。要するに、俺が臭いと言いたいのだろう?

そもそもこの臭いセンサーというものは全くといっていいほど役に立たないものなのだ。なぜならこの臭いセンサーは例えば風呂上がりの匂いやできたての料理にさえ反応するし、臭いの発生源があるのなら吸ったところで意味がない。あとおならとかすると、すごい音で動き出して怒られているような気がする。その上困ったことに臭いセンサーを切るという機能はないため、一生この臭いセンサーと付き合っていかなくてはならないことが確定している。

もし叶うならば。この臭いセンサーを打ち上げ花火にくくりつけて打ち上げてやりたい。石臼で擦って粉々にしてやりたい。金づちで叩き割ってやりたい。ギロチンにかけてぶった切ってやりたい。そんな朝だった。