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最近必要に迫られてJavaScriptを勉強している。

なんでもそうだと思うのだが、勉強というのは分かってくると面白くなってくるもので、JavaScriptもまた例外ではなかった。Effective JavaScriptも丁度いい難しさで読んでいて楽しい。

しかし、凝り固まった偏見というものはなかなか治らないものかもしれない。なぜだか自分の中では「JavaScript = クソ」という根拠のない嫌悪があり、そのイメージを未だ覆すことができずにいる。恐らくネットをしていて、JavaScriptのdisを見ているうちに、自分も同じ意見であると錯覚してしまったのだろう。

例えば、プロトタイプ継承について調べているときには「JavaScriptが嫌われるのはこういうのが分かりにくいからだろうな」などとついJavaScriptの嫌われる理由を考えてしまう。即時関数を使ったテクニックを学んでも、関心はするものの、こういう書き方をしないといけないのはやはりJavaScriptの言語上の欠陥だななどと考えてしまう。こうなると何のために勉強しているのか分からなくなってきて、なんだかJavaScriptを貶すためにいろいろと学んでいるような気になってくる。とにかく私はさっきから、JavaScriptを悪者にしたい一心でそんなことばかり考えているのだ。そしてしまいには、やっぱり動的型付けはダメだなどと言い出す始末である。関係ないが、個人的にPHPは許されたことになっている。

JavaScriptが本当の意味でいい言語なのか、それともそうでないのかは自分には能力的にも経験的にも、まだ判断がつかない。しかしその一方で、そうはいいつつTypeScriptについて調べている自分がいることに気が付いた。